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東京に居た頃は山や森に行く機会がなかった、というか暇も興味もなかったので食べ物がなる木に出くわすようなことはなかった。

ところがドイツ、あまり努力しなくてもちょっと上を見上げたり近寄ってみたりすると食べ物がなっていることが多々ある。

↓ 週末散歩の途中で収穫したもの。

* 注* 独では月曜に「週末何したの?」と聞くとほとんどの人が「散歩に行った」と答えるくらい国民に愛されるアクティビティの“散歩”。「私もお散歩大好き♥」なんて思ったそこのあなた、ドイツ人に誘われた時は要注意。だって彼らの”散歩”はウィンドウショッピングしながらあっち見てこっち見て、買い物して疲れたらお茶して・・なんて生ぬるいもんじゃないから!できればトレッキングシューズ、なければスニーカーを用意して最低2時間はひたすら歩き続ける覚悟で臨んでね🎒🥾

話しを戻して、週末天気が良かったので特に目的地も決めず近所を流れるマイン川側沿いを歩いていると足元に何かがコロコロ・・で見上げるとプラムみたいな実がいっぱい!しかも道沿いに同じ木がたくさんあって全部獲ったら一年分のジャムができるんじゃないかと思うくらい実が生ってる。下に傘でも広げて木を思い切り揺らして・・なんて衝動にもかられたけど動物たちに遠慮して背伸びをして届くのだけもらってきた。

あとはブラックベリーも。鋭い棘があるのと、必ず周りに生えてるセイヨウイラクサというチクチクして触ると痒くなる草には要注意だけど、とにかく8月になるとそこらじゅうに実っているので簡単に収穫できる。


そういえば去年も8月に川の反対側で同じものを収穫してた。
ちなみに緑のはヘーゼルナッツ。

そのまま食べられるけど酸っぱいのもあるので全部まとめてさっと煮てティラミス風デザートにした。いちごを買ってハズレだった時にもこうするととっても美味しく食べられる。

あまりに簡単でレシピというのが憚れるので手順をご紹介。失敗があり得ないうえ、素敵なお皿に盛り付けて最後にミントでも乗せればそれなりに格好が付くのでオススメ。コツは液をたーっぷり吸わせること。冷蔵庫で寝かせると軽~くふわっふわに大変身するから😉

1. 水を適当に加えて煮る。お好みで砂糖追加。

2. ティラミス用ビスケット”savoiardi”をたっぷりの液に浸す。

3 容器に並べて冷やす。

4. クリームをのせて完成。
(ティラミスと同じようにマスカルポーネと卵で作ってもいいし、生クリームでもよし、面倒ならギリシャヨーグルトとか独ならschmand、仏ならfromage blancなどオススメ)

cipollina

愛猫と欧州暮らし。 好きなものは動植物・日光浴・旅・ドキュメンタリー鑑賞・健康的な食事+甘いもの・自分らしいオシャレ。 トレードマークは自前の短髪。 Multiculti(多文化)な日常生活の中で見つけた発見や気付きを思うがままに書いています。

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