ホームメイド – 2
東京では日本全国、世界各国の美味しいものが簡単に手に入り、運良く人気を得たものは定番化されそうでないものは瞬く間に忘れ去られ、いずれにしてもどこからやって来たのかなんてどうでもよく、とにかく美味しいものが溢れている。
例えばスコーン。英国のアフタヌーンティの定番、日本ではよく知られる存在だけど、独・仏・伊ではよっぽど英国スタイルを売りにでもしていない限りパン屋さんやお菓子屋さんで見かけることはない。ましてや一緒に食べると最高なクロテッドクリームを知っている人なんか会ったことがない。キャロットケーキもまた然り。英系のパブや米系のコーヒーチェーンで見かけることはあっても一般的なお店に並んでいるのは見たことがない。
ないと無性に食べたくなる。ないなら作るしかない。ロックダウン中に幾度となく作ったスコーンにはチョコやレーズン・くるみを好きなだけ入れてお砂糖はひとつまみにしてみたり、キャロットケーキは人参をレシピの倍量入れたり小麦粉を米粉で、砂糖をメープルシロップで代用したりとにかく好き勝手にやっているので英国人にダメ出しされそうだけど自分ではとても美味しいと思っているのでそれでよし。
ホームメイドだと好きな材料を多めに入れたり、砂糖を減らしてヘルシーに作れるので嬉しい反面、市販品の砂糖量を知って恐ろしくて二度と買えなくなり永遠に手作りするしかないという結末は怠け者のワタシには若干痛い。。
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