脱プラ – 2

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日本では去年からスーパーのレジ袋が有料になったと聞いた。
ドイツでは5-6年前から有料化されていて、更に来年1月からはレジ袋の販売自体が禁じられる。
とても良いことだと思う、なぜなら有料化でレジ袋の消費が以前の1/3ほどに減ったとはいえ
やはりレジで買えてしまう限り一定数の人は買っていくからこれ以上削減するためには致し方ないと思う。

ワタシはとにかくどこへ行くにもエコバックだけは持っているし、百万が一忘れた場合は手で品物を抱えるか、空ダンボールをもらってそこに詰めて帰ってくるか、諦めて出直す。
ドイツのスーパーでレジ袋を買ったことは覚えている限り一度もない。 紙袋か布袋を買うという手段もあるけど、意地でも買うまいと決めている。
そういうとケチで偏屈なオバさんだと思われそうだけど、思われても構わないしこちらでは同じような人がたくさんいる。
だからビニール製のレジ袋をなんの躊躇もなくヒョイっと買ってる人はある一定数の環境への配慮のない人たち、と認識されている。彼らのレジ袋の多くはまたもやヒョイッと捨てられるか、引き出しにグシャッと押し込められ日々増えていく仲間たちと共にその後何年もそこに閉じ込められ家主が引っ越すタイミングで捨てられる運命に決まっている。

豪に住んでいる友人がお土産でくれた愛用のエコバッグ。セレブが使っていて有名らしいがそれはどうでもよく、薄くて軽くて畳めばカードサイズほどなのに耐荷重が20kgということ。3年ほぼ毎日使ってるけどへこたれない、約10kgのお米や猫砂を運んでもびくともしない。
Envirosax

ナイロン製のエコバッグもいっぱい買えばそれもいずれはプラゴミ同様なので、一生コレ一筋のつもり。他に使っているのは綿・麻など自然素材のもの。

偏屈でヒトに厳しいワタシからすると5年以上も経ってエコバックを持つことが習慣化されていないこと自体が信じられないけど、『まぁ人間だから忘れることもあるでしょ』という優しい人たちが始めたナイスな活動がある。

”Taschen-Tausch-Station” (bag exchange station)
2015年にフランクフルトで始まったプロジェクト。
寄付するバッグは清潔で使える状態なら紙・布・ビニールなど素材は問わない。
Taschen-Tausch-Station – Reuse me! | Lust auf besser leben

「どうぞバッグを再利用してください」っていうエコバッグステーション。
たしかに忘れた時に便利だし、家に余ってるバックを寄付できるし、これを軒先に置いてるお店も環境に配慮していることをアピールできていいよね👍🏼

今年の7月からは使い捨てプラスチック製品の製造・流通も禁止された。
持ち帰りドリンクカップ、カトラリー、ファーストフード容器、ストロー、マドラー、綿棒、バルーンの軸棒

参考:https://www.bundesregierung.de/
Photo: Federal Government

個人的にはこれくらい特に厳しいとは思わないし、禁止されても今までの生活と変わらない。
そもそも喉が渇いたら5分くらい座って飲めばいいと思うし歩きながら飲むなんて器用なことはできないのでTo Goドリンクは買わないし、ファーストフードも食べなければ、ストローももらわないし、ピクニック用カトラリーも持参しているので旅の途中やお祭りでもない限り必要性を感じないものばかり。

でもきっと困る人もいるだろうからまた優しい人がカップやカトラリーなんかの再利用スタンドを用意してくれたりするのかしら?うーんでもそれはちょっと抵抗が・・
やっぱり習慣を変えていくしかないってことよね、最初はちょっと不便で面倒でも。
ワタシも購入したヨーグルトマシンで大好きなヨーグルトとそっくりな味ができるよう修行を積むか、ガラス容器入りを製造してもらうようメーカーにお願いの手紙を書くか迷いつつ、未だにプラ容器入りのを食べ続けているのでそろそろどちらもしなきゃと思う。

cipollina

愛猫と欧州暮らし。 好きなものは動植物・日光浴・旅・ドキュメンタリー鑑賞・健康的な食事+甘いもの・自分らしいオシャレ。 トレードマークは自前の短髪。 Multiculti(多文化)な日常生活の中で見つけた発見や気付きを思うがままに書いています。

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