遥々
バカンスシーズンが終わると有り難いことに友人たちから色々なお土産をいただく。
今回は珍しく植物をいただいたのでご紹介。
スイス南部ティチーノに住む園芸家の友人がくれた小さな植物。
葉っぱは多肉植物のように肉厚で形が特徴的、葉っぱだけでもお花のように見える。
名前を聞くと「○☓△※タケシ♯$・・・」とかなんとかややこしい、でもなんだか日本ぽいフシギな響き。
調べてみると・・
学名:Sedum Takesimense Nakai
原産地:韓国の鬱陵島(ウルルンド)
日本統治時代に日本人植物分類学者中井猛之進教授によって発見されたためこのような学名が付いていて、鬱陵島は領土問題でゆれる竹島・独島のすぐそばに位置する島だそう。
韓国では麒麟(girin)に姿が似ていることからSeomgirinchoという名前で呼ばれている。
鬱陵島は韓国で最も嵐日数が多く豪雪地帯でもあるにも関わらず岩場や荒地に生息しているんですって、ほんと強い子。
友人はもちろんそんな歴史や政治的背景を知っていたわけではなく、丈夫で育てやすい上とても可愛い花が咲くから小さなアパートでもせっせと花を育てるワタシが喜ぶだろうと思ってくれただけ。
ワタシもそういう問題は脇において、どこをどうやってかスイスの山奥にたどり着きそこから更に我が家にやってきたこの子に、同じ極東の果からやってきた者同士とても親近感が湧くと同時に、”高/低温・多湿・乾燥いかなる厳しい環境にも耐える”って書いてあるからこの世を強く生き抜くエネルギーをもらえる気さえする、『地球の裏側でもきっときれいな花を咲かせてみせましょう!』ってね🌼
お花はネットで見ちゃったけどいつか咲いたらここに写真載せます、お楽しみに~