コアラからお福分け

最終更新日

10月に入って秋深まるドイツ。朝晩は東京の基準でいうともはや冬レベルの冷え込みで今朝の気温は3度❄。。冬の準備も整わないうちに寒くなってしまうのでうっかりすると風邪をひいてしまう。

そんな時のために常備しているのがこちら

ユーカリオイルのカプセル🐨🌿

鼻水が出て頭がぼーっとして涙目になるような“ザ・風邪気味”の症状が出たらすぐにこれを飲む。飲んでしばらくすると胃の中で溶けたカプセルからオイルがじんわり出てきて、ミントのようなスーッとした爽快感が喉や鼻の方まで伝わってくる。コレ飲んで一日静かにしてるとたいがい大事には至らず翌日には体が楽になっている。

ドラッグストアに必ず置いてあって処方箋なしで一箱3~4EURほどで買える。

ユーカリの葉に含まれるシオネールという成分が風邪の諸症状を緩和する作用があるんですって。
”オイルは体内に素早く吸収されて、鼻や気管支に詰まった分泌物を流し、咳を出やすくしたり呼吸をしやすくして、頭の圧迫感や息苦しさを解消する”って書いてある、ズバリそんな感じ。

オシャレな花束なんかに入ってるクルクルしたのやヒラヒラしたのもユーカリ。
ユーカリって全部で600種類くらいあって、しかも最高80~100mくらいまで伸びる高木なんですって。コアラがちょこんと座って葉っぱを食べてる姿からは想像もできない・・

以前の投稿でドイツの病欠事情を書いた通り、風邪気味で病院に行っても『ハーブティをたくさん飲んでいっぱい寝てください』と言われて帰され、たいてい1週間病欠を取ってゆっくり治すのが一般的。日本で働いていた頃は一番効きそうな市販薬と栄養ドリンクを一緒に流し込みとにかく症状を抑え込んで出勤しているうちに治っていく、どうしてもダメなら病院で抗生物質をもらう、という生活を送っていたのでとにかく具合が悪い時は早く症状を緩和させる薬がほしくなる性分。“あらゆる症状に効く”とか“持続性”、一番魅力的なのは“速攻”という言葉。

初めはそんなキャッチフレーズの風邪薬を血眼になって探していた。どんなにお願いしてもせいぜい咳止めシロップやトローチ、植物エッセンスのような歯がゆいものしかくれない先生に憤り、病院帰りの薬局で他にもっと効きそうな薬はないのかと食って掛かっていた。

そんなことを毎冬続けるうちようやく諦めがついてきた『そんな薬はないのだ・・』と。そしてようやく『みんなのように家でゆっくり治せばいいんだ』と思えるようになり、“自然”で“体に優しい植物性”というものもイライラせずに試してみようという気になった。ただし一週間もゆっくりお茶を飲んで休んでいられるほどドイツ人化していないので、このユーカリオイルは天然成分なのにスッと素早く体に染み渡る感じがやっぱり未だ日本人なワタシに丁度いい。

ユーカリ成分入りの入浴剤やのど飴もポピュラー。
ドイツ旅行中ちょっと調子が悪いなっていう時、知らない外国の薬を買うのは抵抗あると思うけど、こういうものなら手軽に試せると思うのでオススメ。

cipollina

愛猫と欧州暮らし。 好きなものは動植物・日光浴・旅・ドキュメンタリー鑑賞・健康的な食事+甘いもの・自分らしいオシャレ。 トレードマークは自前の短髪。 Multiculti(多文化)な日常生活の中で見つけた発見や気付きを思うがままに書いています。

シェアする