サンタがやってきた?!

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例年11月最後の週末から始まるクリスマスマーケット、『そろそろ友達たちに連絡しよ~』なんて思ってたらなんと今年は22日からだって、昨日当日になって知った。

というわけで早速偵察へ🔎

今年はコロナ対策のため屋台の間隔が広く、テント内での飲食が禁止だったり、ワクチンパスがないと入れないエリアがあったりで今までと少し様相は違うけど2年ぶりに見るクリスマスらしい光景に心が弾む✨

大人も子供も乗れるメリーゴーランドや、大人とワンちゃんは乗れないちびっこ専用汽車がキラキラグルグル🚂

定番のレープクーヘン、甘いナッツ類、綿菓子、ポップコーン、シュトーレン

焼き栗、ワッフル、クレープ、ラクレット

りんご飴、バナナチョコ、激甘お菓子の数々・・

ソーセージ、焼きサーモン、いもいもいも・・・
他にはマッシュルーム煮、フラムクーヘン(アルザス地方の薄いピザ)、肉の串焼き、魚のサンドイッチ など

星の飾りやキャンドル、キャンドルホルダーもたくさん

ツリーのオーナメントやデコレーション
サンタの他に天使や小人、くるみ割り人形 など

木組みの家や街を再現した置物、フェルト製の手作りグッズ

帽子、靴下、手袋、刃物、革製品、アクセサリーなんかもある

結局美味しいものなんてないし(*脂っこいもの、不健康なもの、砂糖の塊、芋にも肉にも興味がないワタシの超個人的意見)、時々可愛いものもあるけどすごく高かったり、日本のお祭りと同じ。レストランやお店の方が結局美味しかったり安かったりする。

じゃあ何しに行くの?

結論、あの甘~い香りとゆらゆら揺れるカラフルな光の中をブラブラすることで、寒くて暗くて長―い冬で折れそうになった心をほっこり暖かくするため。

そしてもう一つは「グリューワイン飲みに行こう!」っていう誘い文句で気軽に友人たちと再会するため。ディナーに行くほどの仲じゃなかったりヒマがなくてもクリスマスマーケットなら街のちょっとした広場に必ずあるから簡単に落ち合えるし、人数が増えても減っても問題ないし一年の最後に色々報告しあって年末の挨拶ができる。忘年会で大忙しになったり金欠になることもなく、かなりの人数に効率良く再会できるというわけ👍🏼

グリューワインを飲むと体がぽっかぽか🔥
暖冬だと売上が下がるからしっかり寒い冬が来ないとグリューワイン屋さんは困るらしい。

グリューワインも赤と白があったり、ワインやココアにリキュールを混ぜたものなど色々、基本全部温かい。お酒が弱い人や子供にはココアやプンシュ(グリューワインみたいにジュースにスパイス入れたもの)もある。

買う時に必ず”Tassenpfand”(右写真)を飲み物代と合わせて払う。要はこの可愛いカップのデポジット。飲み終わってお店に返したらデポジットを返してもらえるし、カップが欲しかったらそのまま家に持って帰れる。

今まで持ち帰ったカップたち。街、屋台、年度によって色やデザインが異なる。
マーケット自体にテーマがあってそれを反映したデザインになっていることもある。

何百という屋台が立ち並ぶ有名所の大規模マーケットもいいけど、小さな田舎町の手作りっぽい温もりあるマーケットも素敵。

そして驚くことなかれクリスマスマーケットは毎日21時まで、みんながどんなに楽しく飲んで食べて騒いでいても容赦なくスタンドは21時で閉まり消灯。そして遅くとも12月23日には終了。
クリスマスの日にクリスマスマーケットやってないって知ってた?!ワタシは最初ショックだったし、街の真ん中でクリスマスの日に呆然としている観光客を何度も見たことがある。。😔

今年は中止になったところも多いけど来年こそは欧州以外の観光客もたくさん来られるようになって昔のような賑わいになるといいな。
『いつか行ってみたい!』という方はぜひ見た目なんか気にせずしっかり防寒対策と、”サンタはあわてんぼう”だということを忘れずに12月1~2週目で旅行計画を立てていただければ完璧です👍🏼

cipollina

愛猫と欧州暮らし。 好きなものは動植物・日光浴・旅・ドキュメンタリー鑑賞・健康的な食事+甘いもの・自分らしいオシャレ。 トレードマークは自前の短髪。 Multiculti(多文化)な日常生活の中で見つけた発見や気付きを思うがままに書いています。

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