びっくりスマス・・

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今日は第4アドベントの日曜日、ここまで来るともうクリスマスの準備はほぼ完了、あとは各々実家に帰ったりママたちは最後の食材の買い出しをするだけ。

大まかにすることは同じでも国や地方によって食べるものや習慣が異なるクリスマス、もちろん日本の祝い方とも全く違うからどこへ行っても「へ~」っていうこと色々あるけど個人的には“本場”ドイツのクリスマスには驚くことがたくさん😲

以前ご紹介した通りクリスマスマーケットがクリスマス前に終わることや、みんながグリューワイン片手に盛り上がってるというのにキッカリ夜9時に閉店・消灯されること、12月6日のニコラウスの日に早くも子供たちがプレゼントをもらうこと然り、それ以前に驚いたのが

クリスマスが独語でWeihnachten(ヴァイナハテン)、しかも複数形、クリスマスマーケットは本場独ではWeihnachtsmarkt(ヴァイナツマルクト)っていう聞いたこともない名前だったこと😲

まぁ言語が違えば呼び名が違うのは当たり前なんだけど、クリスマスにまつわる習慣だけでなく独語由来のもの(リュックサック、レントゲン、アルバイトなど)が日本にたくさん伝わっているのに一番肝心なこの単語がやって来なかったことが意外だと思ったの。

次にクリスマスは25日と26日の二日間祝日ってこと。第一クリスマスと第二クリスマス、だから前述のWeihnachtenが複数形って納得ね。

そして24日のディナーが普段と変わらず質素ということ😮

日頃から夜ごはんは“Kaltes Essen”直訳すると“冷たい食事”、要は火を使わないパンやソーセージ、サラミ、チーズにポテトサラダみたいなものを食べている彼らはイブにも同じものを食べるという。
仏の家族宅や伊の友人宅で祝う時は手作りの美味しい料理にお酒にデザートお腹いっぱい食べて25日を迎えるし、日本だってイブの日は普段より少し豪華なものを食べるじゃない🥂
大晦日に年越しそばでささっと夜ごはん済ませるのと同じようなものだと思えばいいのかもしれないけどビックリじゃない?!

極めつけは独生まれのクリスマスのシンボル、クリスマスツリーにまつわる習慣。

オフィスやお店のデコレーションはもちろんのこと多くの家庭でモミの生木を用意し、教会の祭壇にも立派なアドベントクランツとともに大きなクリスマスツリーが飾られている。

ワタシも独でクリスマスを過ごす年はたいてい自分の背丈と同じかそれ以上の木を買ってくる。日本だとそんな大きな木なかなか売ってないしあっても高いし処分にも困るけど、こちらだと街角のモミの木販売所やお花屋さんやスーパーで簡単に手に入るし、処分の日も決まっているので道路に出しておけば持っていってくれるので楽ちん。できるだけ長く愛でるため販売が始まる11月末に買ってきてせっせと飾り付けて1ヶ月以上キラキラを楽しむ。
ところがまたまたビックリ、本当はまだ飾り付けしちゃいけないらしい😵。木は買っておくけど裸のまま置いておいて飾り付けをするのは24日のイブの日なんだって。だからキラキラかわいいツリーを拝めるのは処分する1月初旬までの2週間だけ。まぁ日本のお正月飾りも約1週間しか飾らないから同じといえば同じなんだけどね。。

大きさ種類いろいろ。ものすごくチクチクするのや香りが強いもの、鮮やかグリーンから渋めグリーン、切り落としタイプと根っこ付きタイプなどなど。

もともとクリスマスとは関係なく、自然崇拝していた古代ゲルマン人が冬でも枯れない常緑樹を永遠の命の象徴として飾っていた習慣がルーツらしい。

我が家の歴代ツリーたち。切り落としタイプは森林伐採なのでは、と思ったけど専用業者が専用スペースで育てて環境に影響出ないようコントロールしているのでやはりプラスチックのものより環境に良いそう。とはいえすぐポイするのは可愛そうなので水をあげて霧吹きしてできるだけ長~く元気で居てもらう。家中とてもいい香り♪


最近は飾りもできるだけ天然素材のものを買ったり、去年から松ぼっくり・オレンジ・シナモン・アニスなどで手作りしている。コレもいい香り♪

独生まれのクリスマスピラミッドはクリスマスツリーの原型と言われている。

古くから伝わる風習を習ってもなお『ワタシがツリーだったら早く可愛くしてもらいたい』という勝手な思いを断ち切ることができないので今年も我が家のツリーは一足お先におめかし完了です😜

cipollina

愛猫と欧州暮らし。 好きなものは動植物・日光浴・旅・ドキュメンタリー鑑賞・健康的な食事+甘いもの・自分らしいオシャレ。 トレードマークは自前の短髪。 Multiculti(多文化)な日常生活の中で見つけた発見や気付きを思うがままに書いています。

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