祝
Herzlichen Glückwunsch🎉
ってまたオリンピック馬術競技の話題。一昨日は馬場馬術団体でドイツが優勝、昨日は個人で金銀ドイツとさすがお家芸だけあって予想通りの結果となった。とはいえ、演技中はハラハラと一瞬も目が離せず祈るような気持ちで見守っていた。動物相手なゆえ不測の事態はいくらでも起こり得るし、それはたとえ星の数ほどいる馬の頂点に立つ名馬であっても変わらない。そして演技が終わる度、選手がお馬を思い切り褒めてやる姿に感動し、それまで闘争心に溢れた鋭い眼差しをしていた彼らがほっとした瞬間のなんとも可愛い表情を見ては泣き、単なる一観戦者にも関わらずこの三日間ですっかり疲労困憊した。
個人金メダル🥇を獲得したジェシカ(Jessica von Bredow-Werndl&Dalera)の演技は異次元レベルで素晴らしかったし、五輪初出場で優勝した彼女の大きな喜びは画面を通してこちらにもひしひしと伝わってきた。
そして銀メダル🥈に輝いたイザベル(Isabell Werth&Bella Rose)。まさにレジェンドの彼女はこれで五輪メダル通算獲得数12個となった。ワタシが彼女の名前を知ったのはバルセロナの時だから30年近く前、それからずっと世界の第一線で活躍し続けていること自体がすでに偉業。そんなベテランにも関わらず馬専用輸送機に自ら愛馬と共に乗ってきた唯一の選手だというからまた尊敬する。
馬術は柔軟で体力があって若けりゃいいってものでもなく、テクニックや経験も大切な年齢層の広いスポーツ。今大会の最年少は20歳、最年長は67歳でワタシのような中年以上にも夢を与えてくれる上、男女一緒に戦ったのに結局表彰台を飾ったのが全員女性というのも特にフェミニストでなくてもなんだかスカッとして嬉しい。
こんなにもTVの前で感動させてもらったのに選手たちに拍手すら届けられず残念極まりなかったので、次のパリ大会では是が非でも会場で観戦して選手たちに精一杯のエールを送りたい!